銀玉の無常

 2007-07-01


俺の住んでいる地域は、ど田舎とは言わないにせよ
パチンコ屋が数多くあって、凌ぎを削っている。
田舎ゆえの娯楽施設の無さゆえか、休日ともなれば
限られたパイの奪い合いのため、折込チラシの
枚数も増える。
のんびりとした田舎者の考え方としては、何も既存の
パチンコ屋のまん前に、出店しなくても良いんでねえの?
って思うんだけど、設置台数と同じくらいの広大な
駐車場を完備した新規出店が相次いだ時期もあった。

だが、外資(県外)の出店は、既存の店舗を駆逐し
既存の店舗はあっという間に閉店し、再利用の展望
すら見出せぬまま、放置されているのが現状。
別に、パチンコ屋が倒産しようが、パチンコをしない
俺からすれば、どうでもいいのだが・・地元商店街が
シャッター商店街になりつつある現状とのなんら変わり
ない。
たいていのパチンコ屋は、郊外に展開しているので
あまり人目に触れることも無いのだが・・朽ち果てていく
パチンコ屋をみるにつけ、パチンコに入れ込むのも
ギャンブルなら経営もギャンブルなんだなと実感。

ネットゲームに入れ込み、ゲーム内に取り込まれていく
人もいる現代社会において、厳冬の早朝時に白い息を
吐きながら開店を待っていた人々の姿は、見ようによっ
ては、その店の繁栄を見た思い出だが、朽ち果てていく
パチンコ屋は、静まり返っている。

架空の世界で、虚構の夢を求めても、何一つ得られず
満足できないように、パチンコもまた、入れ込んだ割りに
何も得られない。なんだか、空しさだけが残るような
きがする。
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